私は暗号資産に、たぶん30万円くらい使いました。
正確な金額を記録していなかったので、あくまで概算です。
そして今、手元に残っている暗号資産の評価額は約15万円。
単純に計算すると、半分になりました^^;
でも、この話は少しややこしいんです。
現在の15万円は、ゲームをやめたあとに残っていた約9万円が増えたもの。
- 約30万円使って、現在は約15万円
- 残った約9万円だけを見れば、約15万円に増えた
どちらも本当です。
同じ結果なのに、どこから数字を切り取るかで、成功した話にも失敗した話にも見えてしまいます。
この記事では、暗号資産ゲームで稼ごうとした私が、実際に何をして、どこで疲れ、最終的にどうなったのかを書きます。
先に結論を言うと、私はもう暗号資産へ追加でお金を入れるつもりはありません。
暗号資産そのものが全員にとってやばい、と言いたいわけではありません。
ただ、知識も記録も足りないまま始めた私が、かなりやばかったです^^;
ゲームで暗号資産が稼げるらしいと知る

きっかけは、投資に詳しい知り合いのひとことでした。
2021年頃、Play to Earnというのが流行っているのを教えてもらったんです。
Play to Earnとは、ゲームをプレイして暗号資産などの報酬を得る仕組みのこと。
ゲームをしてコインをもらい、そのコインを売ればお金になる。
ゲームで遊んで、お金までもらえる?
そんなの最高じゃん、と思いました。
もちろん暗号資産には少し怖い印象もありました。
でも、投資だけだとよく分からない私でも、ゲームなら楽しみながらできるかもしれない。
そう考えて、Play to Earnの世界へ飛び込みました。
今思うと、この時点で私は、
- いくらまで使うのか
- どうなったらやめるのか
- 手数料はいくらかかるのか
- 利益や損失をどう記録するのか
何も決めていませんでした。
「ゲームなら大丈夫そう」という、かなりふわっとした理由で始めていたんです。
いろんなゲームをやりました
一番有名だったのは、Axie Infinity(アクシーインフィニティ)です。
丸っこいモンスターのようなキャラクターを育て、チームを組んで戦わせるゲームでした。
対戦では意外と頭を使いますし、オンライン上の相手と戦うので、毎回ドキドキしながらプレイしていました。
本当に手に汗を握りながらプレイしていた記憶…^^;
Axie Infinityにはキャラクター同士を交配させて、新しいキャラクターを増やす仕組みもありました。
ゲームとしては面白かったと思います。
ただし、交配にもお金がかかります。
稼ぐためにゲームを始めたはずなのに、強くするためにまたお金を使う。
ほかにも、8bit風のボンバーマンのようなゲームをやりました。
ゲーム内のコインでガチャを引き、レアなキャラクターが出ると、稼げるコインの量が増える仕組みです。
スーパーレアが出たときは、めちゃくちゃテンションあがりました。
ほかには、農地を育てるゲームもやりましたね。
そして、Upland。
これは、現実の街をもとにした土地を買うゲームです。(今もスマホにはUplandのアプリが入ったまま)
当時の私は、なぜかUplandに一番ハマりました。(当時、暗号資産を換金するシステムが一切なかったのに)
直接お金を稼げる実感はほとんどなかったのに、不思議です^^;
深夜2時、パソコンの前で土地を待ってた

Uplandでは、新しい土地が売り出される時間が深夜になることがありました。(多分、開発元が海外だからだと思う)
良さそうな土地を買うため、発売時間に合わせてパソコンの前で待機します。
その時間が深夜2時。
超眠いのに、目をこすりながら画面を見つめる。
販売が始まった瞬間、誰よりも早くクリックする。
狙っていた土地を先に買われたときは、「私が狙ってたのにー!」と、心の中でメラメラしていました。(平日の深夜だから、大声出せない^^;)
今振り返ると、私は本当に何をしていたんでしょうか^^;
家族を起こさないように、深夜に1人ベッドから抜け出し、ゲームを楽しんでいたというより、土地を取られないように競争していました。
ちなみに現在はログイン情報が分からなくなり、そのまま放置しています。
Uplandにも数万円使った記憶があります。(本当に何をしたんだろうか…と今は思う。)
ただ、当時きちんと記録していなかったため、正確な額は分かりません。
この時点で、こういうものに大きなお金を使う準備ができていなかったのだと思います。
1回のガス代に約5,000円
暗号資産では、送金や交換をするときに手数料がかかります。
この手数料を「ガス代」と呼ぶことがあります。
最初に聞いたときは、「ガス代って何? ガソリン?」と本気で思いました。
暗号資産の仕組みをほとんど理解していなかったんです^^;
それなのに、よくお金を入れたなと思います。
当時の私は、1回の取引で約5,000円の手数料を払ったことがありました。
手数料に5,000円。
銀行振込の手数料なら数百円という感覚だったので、意味が分かりませんでした。
ゲームで集めたコインが、送金や交換の手数料でごっそり減る。
もちろん、ガス代はいつも5,000円かかるわけではありません。
一気に安くなって数百円になることもあれば、高いときは5,000円になったりという感じ。
でも、ガス代が安くなるタイミングのために、パソコンの前でじっとしてる時間もない。
早く通貨のやり取りをしないと、希望の金額ではなくなってしまう。
だから急いでガス代を払うしかない…!
払っちゃえ!
みたいな感じで、お金を使ったこともありました。
「私、何してるんだろうか?」
「5,000円あれば、別のものが買えるな…」
そんな気持ちになったことも何度もあります。
暗号資産の手数料は、利用するネットワークや混雑状況などによって変わります。
いつでも5,000円かかるという意味ではなく、これは私が当時経験した金額です。
暗号資産ゲーム、約8ヶ月で疲れた

暗号資産ゲームを続けたのは、8ヶ月ほどだったと思います。
だんだん、次のようなことが苦しくなってきました。
- ゲームにかなり時間を取られる
- コインの相場が上下するたびに一喜一憂する
- 毎日価格を確認したくなる
- 海外サイトが英語で分かりにくい
- 送金や交換を間違えそうで怖い
- 稼いでいる実感がほとんどない
楽しいはずのゲームが、いつの間にか「作業」と「相場の監視」になっていました。
毎日チャートを見て、上がった、下がったと気持ちが揺れる。
短期売買をしたかったわけではないのに、やっていることは短期トレードに近い。
私はもともと数字に強くありません。
しかも、かなり気にするタイプです。
そんな私が、値動きの激しいものを毎日見ていたら、そりゃ疲れます^^;
英語の取引画面がとにかく怖かった

当時は、イーサリアムなどの暗号資産を、ゲームで使う別のコインへ交換することもありました。
そのために使うサイトは、ほとんど英語。
私は英語が得意ではありません。
今ほどAI翻訳も身近ではなかったので、翻訳サイトを使いながら一つずつ操作していました。
ただ、翻訳された文章を読んでも、操作が合っているのか確信が持てない。
金額や送金先を間違えたらどうなるのか。
ちゃんとコインは届くのか。
このボタンを押して大丈夫なのか。
よく分からないままお金を動かす怖さが、ずっとありました。
頑張って集めたコインの価値が下がっていった
一番しんどかったのは、頑張った分だけ稼げるわけではなかったことです。
ゲームをプレイして、コインを集める。
でも時間が経つにつれて、そのコインの価格が下がっていく。
昨日まで1,000円の価値があったものが、どんどん安くなる。
走っても走っても、前へ進まない感じでした。
当時遊んでいたゲームの中には、プレイヤーがコインを獲得する一方で、コインを買いたい人が増えなければ、価格が下がりやすい仕組みのものもあったのかもしれません。
私はゲーム内の経済設計まで理解して参加していたわけではありません。
そのため、
「たくさんプレイすれば稼げる」
くらいにしか考えていませんでした。
実際には、ゲームが上手かどうかだけでなく、
- コインがどれだけ発行されるか
- 新しい参加者が増えるか
- いつ売るか
- 手数料がいくらかかるか
なども、最終的な収益に関係します。
私には、そこまで考えながら続けるのは無理でした。
同じゲームでも、立っている場所が全然違った
私に暗号資産ゲームを教えてくれた知り合いは、私とはまったく違うやり方をしていました。
そもそも元手が違います。
まとまった資金を使い、複数人で効率よくゲームを進める仕組みを作っていました。
その人は英語にも強かったので、海外の新しい情報を早く集めることができます。(英語が話せる、聞き取れることは後で知った)
短期間で入り、状況を見て引く判断もできていたのだと思います。
私はそこまでできませんでした。
というより、そういう発想すらありませんでした。
同じ暗号資産ゲームをしているつもりでも、
- 使えるお金
- 情報を集める力
- 英語力
- 作業に使える時間
- 撤退する判断力
何もかも違ったんです。
誰かが稼げた方法を、そのまま自分も再現できるとは限らない。
当たり前のことですが、当時の私は分かっていませんでした。
約30万円使って、口座に残ったのは約9万円

約8ヶ月ほど続けて、「ゲームで稼ぐのは私には無理だ」と判断しました。
ゲームをやめた時点で、GMOコインの口座に残っていたのは約9万円でした。
私は暗号資産ゲーム全体に、たぶん30万円ほど使っています。
ただし、当時の記録が残っていないため、正確な総額ではありません。
その約9万円をどうしようか悩み、最後にビットコインとイーサリアムを購入して、暗号資産を動かしたりするのは終わりにしました。
約5年経った今、9万円は約15万円になった
2021年頃に暗号資産を始めてから、約5年。
この記事を書いている時点で次のようになっています。
| 銘柄 | 評価額 |
|---|---|
| ビットコイン | 約57,000円 |
| イーサリアム | 約95,000円 |
| 合計 | 約15万円 |
暗号資産の価格は毎日変動します。
そのため、この金額は2026年7月に記事を書いた時点の評価額です。
9万円が約15万円。
ここだけを見れば、約6万円増えています。
「暗号資産で増えました」とは言いたくない

この記事で一番書きたかったのは、「暗号資産で増えました」「成功しました」とは言えないということです。
同じ事実でも、数字の切り取り方によって、まったく違う話に見えます。
9万円が15万円になりました。
と書けば、暗号資産でお金が増えた成功談に見えます。
約30万円使って、現在は約15万円です。
と書けば、半分ほどになった失敗談です。
どちらも嘘ではありません。
でも、受け取る印象は正反対ですよね。
ネットで見かける、「暗号資産でこれだけ増えました」という話の中にも、もしかすると最初に使った総額や、別の取引で出た損失が含まれていないものがあるかもしれません。
もちろん、すべての人がそうだとは思いません。(本当にうまくいっている人もいると思う)
ただ、私は自分の都合のいい部分だけを切り取って、「9万円が15万円に増えました!」とは書きたくないです。
トータルで見れば、私は暗号資産で損をしています。(これは私の知識のなさの問題が大きいです)
増えたのは、私の判断が良かったからではない
9万円が15万円になったのも、私が値上がりを予測できたからではありません。
戦略があったわけでもない。
「もう疲れたから触らない」と決めて、そのまま放置していただけです。
結果として価格が上がりましたが、反対に下がっていた可能性もあります。
逆に、これから下がっていくかもしれないし、暗号資産が無くなる可能性だってゼロじゃないと思います。
再現性はありません。
私はたまたま、保有していた時期に価格が上がっただけだと思っています。
暗号資産で分かった、自分に向かないこと

暗号資産ゲームで得たものは、お金ではありませんでした。
一番大きかったのは、自分の向き不向きが分かったことです。
私は
- 毎日相場を見ること
- 値動きに合わせて売買すること
- 英語の画面でお金を動かすこと
- 手数料を計算しながら細かく交換すること
- 短期間で引き際を判断すること
が苦手でした。
数字が得意で、値動きを冷静に見られて、情報収集を楽しめる人なら、違う結果になったのかもしれません。
でも、私には合いませんでした。
「ゲームなら楽しく稼げるかも」と思って始めましたが、実際はゲーム以外に考えることが多すぎました。
トレーダーには絶対に向いてないタイプだと思う。
税金のことまで考える必要があった
ゲームを始めた頃の私は、「ゲームをしてコインを集める」くらいにしか考えていませんでした。
でも続けていくうちに、暗号資産はゲームだけでは終わらないことを知ります。
売買や交換の記録を残したり、税金について調べたり。
思っていた以上に管理することが多かったんです。
私は数字や細かい管理があまり得意ではありません。
ゲームを楽しむために始めたはずなのに、だんだん「管理するための作業」が増えていきました。
その頃にはゲームへの熱も冷めていて、「これは私には向いていないな」と思うようになりました。
暗号資産を始めるなら、ゲームや値動きだけでなく、税金や取引履歴についても最初に確認しておいた方が安心だと思います。
私はNISAのつみたて投資枠を選びました
暗号資産ゲームをやめたあと、私はもっと自分に合う方法でお金を増やしたいと考えるようになりました。
今は、NISAのつみたて投資枠で毎月5,000円を積み立てています。
NISAは、投資による利益が非課税になる制度です。
対象商品や非課税枠などのルールが公開されており、金融庁の公式サイトでも制度のメリットとデメリットを確認できます。
もちろん、NISAを使えば損をしないわけではありません。
投資なので、元本割れする可能性はあります。
それでも私は、毎日価格を見ながら売買するより、仕組みを調べたうえで少額を積み立てる方法の方が合っていると感じました。
「何が一番儲かるか」より、「自分が無理なく続けられるか」の方が大事だったのかなって思います。
暗号資産はやばいのか?

最初の疑問に戻ります。
暗号資産はやばいのでしょうか。
私の答えは、
私にとっては、かなりやばかったです。
理由は、
- 値動きに振り回された
- ゲームに時間を取られた
- 手数料が想像以上にかかった
- 英語の取引画面が怖かった
- 税金や取引履歴まで考える必要があった
- 稼げる人と自分では、資金や情報量が違った
- 使った金額を正確に把握していなかった
からです。
今考えてみると、毎日変な高揚感を感じつつ、神経をピリピリさせていて、精神的にも疲れる状態だったのではないかと思います。
特にやばかったのは、暗号資産そのものより、よく分からないまま「ゲームなら稼げそう」とお金を入れた私のやり方だったと思います。
金融庁も、暗号資産に関するトラブルや、無登録の海外事業者などについて注意を呼びかけています。
暗号資産を使うなら、少なくとも、
- 仕組みを理解する
- 利用する事業者を確認する
- なくなって困るお金を使わない
- 投入額と損益を記録する
- 手数料を確認する
- 税金について調べる
- やめる条件を決めておく
ことは必要だったと感じています。
約30万円の授業料は高かった
私は暗号資産ゲームに約30万円使い、現在確認できる評価額は約15万円です。
金額だけを見れば、大きな損失です。
正直、もったいなかったと思います。
もっと慎重に始めていれば、ここまで使わずに済んだはずです。
一方で、すべてが無駄だったとも思っていません。
海外の情報を翻訳しながら読んだり、暗号資産を送金したり、別のコインへ交換したり。
暗号資産の世界に飛び込まなければ、たぶん一生やらなかった経験です。
そして、「私は、値動きを追いかける投資には向いていない」と分かりました。
授業料としては高すぎましたけどね^^;
まとめ
もし当時の私に戻れるなら、
暗号資産をやるなとは言いません。
でも、「いくらまで使うか」だけは絶対に決めてから始めろ。
そう伝えたいです。(いくら使うか決めないで始めちゃったから)
この記事は、暗号資産をおすすめするものでも、絶対にやめた方がいいと伝えるものでもありません。
私もまだ暗号資産自体は保有していますが、もう追加ではお金は入れません。
実際に暗号資産に手を出し、うまくいかなかった側の人間の記録です。
「暗号資産ってやばいのかな?」と気になっている人に、利益だけでなく、使った総額や手数料、時間まで含めて考えるきっかけになればうれしいです。

