毎日なにげなく食べている食事ですが、テーブルにセッティングするときに
「お茶碗とお椀はどっちに置くんだっけ?」
「魚の頭ってどっち向き?」
って思ったことはありませんか?
私は、ふと分からなくなるときがあるんです(汗)
配膳マナーが曖昧なままでインスタグラムに写真を載せちゃったり、旦那さんの実家でご飯の支度のお手伝いをした時、ちょっと恥ずかしい思いをすることになるかも!?
と、思ったので和食の配膳マナーについて調べてみました!
今回は知らないとちょっとだけかっこ悪い、一般的な配膳のマナーを紹介します。
ご飯の位置は右と左、どっち?
ご飯の置く位置、自信をもって答えられますか?
正解は、、、
左です!
ごはんを左、お味噌汁(汁もの)は右に置くのが一般的なマナーです。
日本には左上位、左優先という考えがあるんです。
昔からお米は日本人が生きていくために無くてはならない大切なものでした。もちろん現代でも!
そういった考えから左側に置かれるようになったと言われているんです。
じゃあおかずはどこに置く?
おかずはどこに置くかというと
- 主菜は右奥
- 副菜は左奥
- 副副菜は真ん中の奥
が正解です。
お漬物はごはんと汁ものの間に置きます。
先ほど左上位という考えの話をしましたが、それとは別の理由として和食の器の配膳は、食べやすくて取りやすいことが基本とされているんです。
先に食べることが多いご飯と汁ものを前に置き、小鉢や小皿など手にもって食べる副菜は左奥、手に持たずに食べる主菜は右奥に置く。
そうするとスムーズにお箸が運べる配置になるんですね。
お魚の頭はどっち向き?
これも間違いやすいのですが、正しいお魚の頭の向きは左。
これも左上位の考えから。
お祝い事では魚の頭は必ず左向きと決まっています。
切り身のお魚も左側が大きくなる向きで置きます。
皮を上側に来るように盛り付けすれば、自然に左側が大きくなるはずです。
お箸はどうやって置く?
お箸は持つ方を右側にして置きましょう。
和食は置かれた器と平行になるようにお箸をおくのがマナーとされています。これも食べる時にお箸が手に持ちやすい、ということが考えられた置き方なんです。
左利きの人はどうするの?
左利きの場合はお箸の持つ方を左側にして置き、そのほかの器の配置は基本の配膳と同じにします。
一般的にごはんの位置を右にするのはお供え物の時。
仏様から見て左にごはんを置くと、お供をする側からすると右になるのです。
そういった背景から、ごはんを右に置くのは縁起が悪いと捉えてしまう人もいるんですね。
食べにくいかもしれませんが、外食や行事の時は配膳されたままで食べるのがベストだと思います。
ちなみに丼ものの時は?
天丼や親子丼などの丼ものも考え方は一緒です。
丼ものは『ごはん』になるので左側に置き、汁ものは右側になります。
うどんと天丼などの場合は、うどんは汁ものになるので
うどんが右、天丼が左ですね。
なんだかいっぱい書いていたらややこしくなっちゃいましたね(汗)
正しい配置の見本
写真で見ると一目瞭然ですね。
和食は基本的に一汁三菜で考えられていますが、個人的には一汁二菜で十分かなと思ってます。
作るのが大変ということもあるけど、こうやって写真で見てもこれだけでお腹いっぱいになれそうじゃないですか?
さいごに
- ごはんは左
- 汁ものは右
- 魚の頭は左
これだけでも覚えておけば、インスタグラムに写真を載せるのも、旦那さんの実家でのお手伝いも、自信をもってできるはずです!
でも一番大切なのは、ごはんをおいしく食べること。
家で一人でご飯を食べる時なんかは、誰も見てないから、自分の好きなように食べたっていいんですよね。
外出先とか、人との食事の時にはマナーとして気を付けていればいいと私は思ってます。
基本を知っていることが大切で、あとはその時々に合わせて臨機応変にいきましょう!